米国が金融緩和の「出口戦略」に向けて動き出すなか、日本だけがアクセル全開で異次元の金融緩和を続けている。こうした状況で、「日本株の新興市場に“局地バブル”が到来する可能性がある」というのは、グローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏だ。もちろん個別銘柄に投資するのが最も有効だろうが、それ以外にも新興市場バブルを享受する方法があるという。戸松氏が解説する。
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銘柄選びに迷ってしまう人には新興市場の値動きを丸ごと享受できるETF(上場投資信託)で「局地バブル」を狙うという手もある。代表的なETFは次の3つだ。
●マザーズ・コア上場投信(東証・1563)
……東証マザーズを代表するCore指数(15銘柄)に連動。
●JASDAQ-TOP 20上場投信(東証・1551)
……ジャスダックを代表する20銘柄の指数に連動。
●上場インデックスファンドS&P日本新興株100(東証・1314)
……日本の新興市場を代表する100銘柄の指数に連動。
買いタイミングだが、日本株は調整を経たため、新興市場全体では短期的な目安の50日移動平均線を割り込み、中長期的な目安の200日移動平均線に近づくような推移となっている。これは買いやすい水準といえ、まさにいまが仕込み時だろう。
※マネーポスト2013年秋号