テクマトリックス(3762)市場平均予想
マイナンバー導入やフィンテック、IoTの拡大で注目
EC分野、CRM分野、金融分野、医療分野、テレコム分野などのIT分野に向けて、新しい技術を提供しています。自社開発品の他、新しい技術や製品は、IPネットワーク、セキュリティ、ストレージ、ソフトウェア品質管理等の分野で、世界中から探し出し、世界最先端の製品をローカライズし日本市場で提供しています。この目利き力と、上手く日本に販売できる技術力、マーケティング力が同社の強みです。
展開する事業は「情報基盤事業」と「アプリケーションサービス事業」の2つです。
ちなみに、システム会社なのに、製品を見つける……というのが少し分かりにくいかもしれませんが、たとえば主力の「情報基盤事業」は、マイナンバー制度導入に伴う情報セキュリティ製品が絶好調です。
そして、「情報基盤事業」の主力製品は米国F5 Networks社の負荷分散装置「F5 BIG-IP」や米国EMC(RSA) 社のワンタイムパスワード「RSA SecurID」など外国のヒット製品が主要製品で、それを上手くシステムインフラ構築に組み込んでいるためです。
注目ポイント
サイバー攻撃やマイナンバー導入に伴いインフラ投資が拡大していること、またIT設備が「所有」から「利用(=クラウド型)」がトレンドとなっているなど同社にとって追い風が吹いています。
情報基盤事業ではマイナンバー導入もあってセキュリティ関連が絶好調となっていますが、今後も堅調な推移が期待できるでしょう。アプリケーションサービス事業は、16年3期に黒字化したばかりで、クラウド化の進展による成長期待が大きいです。
またクラウド技術やセキュリティ技術の進化と共に、民間事業者による医用データ保管の管理が可能になったこと(2010年に緩和)が浸透してきたことも医療分野の成長を後押しするものと思われます。
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