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【ドル円週間見通し】米中対立の解消期待で円売りの可能性も

・10月14日-18日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)9月小売売上高 16日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.3%
 参考となる8月実績は前月比+0.4%。ただし、主要13項目のうち7項目が減少。飲食店の売上高などが減少した。自動車・同部品の売上高は堅調だった。9月について、食品・飲料、衣料などの売上高はさえない状態が続く可能性があり、全体の売上高は小幅な伸びにとどまる可能性がある。

○(米)9月鉱工業生産 17日(木)午後10時15分発表予定
・予想は、前月比-0.1%
 参考となる8月実績は前月比+0.6%。製造業生産は市場予想を上回った。9月については8月に増加した機械、金属製品、企業設備などの生産が弱含みとなる可能性があるため、全体の数字は前月比マイナスとなる可能性がある。

○(日)9月全国消費者物価コア指数 18日(金)午前8時30分発表予定
・予想は前年比+0.3%
 参考となる8月実績は前年比+0.5%にとどまった。9月については、エネルギー価格の上昇率が鈍化していることや、一部サービス価格の低下などの影響で物価上昇率は8月実績をやや下回る可能性がある。

○(中)7-9月期国内総生産 18日(金)午前11時発表予定
・予想は前年比6.1%
 参考となる4-6月期の実績は前年比+6.2%に減速した。貿易摩擦と世界経済の成長鈍化の影響で中国経済の成長率は鈍化傾向が続いている。7-9月期については、インフラ投資や外需が伸び悩んでいることから、4-6月期の成長率をやや下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・14日(月):(中)9月貿易収支、(欧)8月ユーロ圏鉱工業生産
・15日(火):(中)9月消費者物価指数、(欧)10月ZEW景況感調査、(米)10月NY連銀製造業景気指数
・16日(水):(英)9月消費者物価指数、(欧)8月ユーロ圏貿易収支、(米)8月企業在庫、(米)8月対米証券投資
・17日(木):(米)9月住宅着工件数、(米)9月建設許可件数
・18日(金):(中)9月鉱工業生産、(中)9月小売売上高、(欧)8月経常収支、(米)9月景気先行指数

【予想レンジ】
・106円50銭-109円50銭

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