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FOMA終了決定でガラケーユーザーたちが感じる「潮時」

 Bさんのガラケーはすでに8年以上使用しているとのことで、バッテリーもかなり劣化しているようだ。

「使っていないのに、2日くらいで充電がなくなってしまいます。バッテリーはすでに純正品はなくて、互換品なら手に入るかも、という状態。あと、充電用の端子の部分もかなり接触が悪くなってきて、そもそも充電できないことも多いんです。修理の受付期間も終わっているし、いよいよ終わりかなという気はしています」(Bさん)

 さらに、60代の主婦・Cさんのガラケーは、もっとひどい状態だ。

「家族間の通話やショートメールでの連絡のために携帯電話を持っているのですが、使い始めてかれこれ10年。バッテリーは完全にダメになってしまっていて、充電器でコンセントにつないだ状態でないと、ほとんど電源も入らない状態です。携帯ショップに行っても、修理はできないので、同じキャリアならもうガラケーの形をしたスマホ(AndoroidのOSを搭載した第4世代通信方式のガラケー様式のスマホ。通称“ガラホ”)に機種変更するしかないと言われました。

 私は携帯電話で自分から電話をかけることはほとんどないし、スマホにしたところで料金分は使いこなせなさそう。今、月額1000円ちょっとで使えているので、完全にダメになるまで使うつもりですが、いつまでもつやら……」

 もはや普通に使うことすらままならなくなっている3Gのガラケー。長く使い続けたユーザーからすれば寂しさもある反面、逆に考えると、新たな端末に移行するよい「潮時」と受け止められている面もあるだろう。

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