投資

【ドル円週間見通し】FOMC議事要旨に注目 早期の追加緩和否定なら円売りも

・11月18日-22日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)10月住宅着工件数 19日(火)午後10時30分発表予定
・予想は、131.8万戸
 参考となる9月実績は125.6万戸で市場予想を下回った。一戸建て住宅の着工件数は1月以来の高水準となったが、集合住宅の着工件数は大幅に減少したことが要因。10月については、先行指標となる9月の建設許可件数はやや減少していることから、9月実績に近い水準にとどまる可能性がある。

○(日)10月貿易統計 20日(水)午前8時50分発表予定
・予想は、+2831億円
 参考となる今年10月上中旬分貿易統計速報によると、前年同期比で輸入額は-21.3%の大幅な減少を記録しており、貿易収支は+2356億円。前年同期は-4013億円だった。2018年10月の貿易収支は最終的に-4563億円だったことから、2019年10月の貿易収支は2000億円超の黒字となる見込み。

○(欧)11月ユーロ圏製造業PMI 22日(金)午後7時発表予定
・予想は、46.4
 参考となる10月の改定値は45.9で9月の45.7からは改善したものの、節目の50を9カ月連続で下回った。対米貿易摩擦や、英国の欧州連合(EU)離脱を巡って企業投資や需要の減少が指数低迷の要因。この状況は11月も特に変わらず、節目の50を大幅に下回る見込み。

○(米)11月製造業PMI 22日(金)午後11時45分発表予定
・予想は、51.5
 参考となる10月実績は51.3で市場予想をやや上回った。米中貿易摩擦の影響は多少緩和されているが、企業投資の抑制や輸出の伸び悩みなどの影響は消えていないことから、11月については、10月並みの水準にとどまるか、多少悪化する可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・18日(月):(米)9月対米証券投資状況
・19日(火):(米)10月建設許可件数、(欧)9月ユーロ圏経常収支
・21日(木):(米)10月景気先行指数
・22日(金):(日)10月全国消費者物価指数、(独)11月マークイット製造業PMI、(米)11月マークイットサービス業PMI

【予想レンジ】
・107円50銭-110円00銭

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。