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【ドル円週間見通し】米中協議の先行き不透明で、もみ合い続く

・12月2日-6日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)11月ISM製造業景況指数 2日(月)日本時間3日午前0時発表予定
・予想は、49.5
 参考となる10月実績は48.3と節目の50を3カ月連続で下回った。9月の47.8からは改善した。雇用指数は47.7、新規受注指数は49.1でいずれも9月実績を上回った。11月については改善が予想されるが、輸送機器などのセクターの業況はさえない状態が続いており、節目の50を4カ月連続で下回る可能性がある。

○(欧)10月ユーロ圏小売売上高 5日(木)午後7時発表予定
・予想は前月比0.0%
 参考となる9月実績は前月比+0.1%。失業率の低下や賃金の段階的な伸びがユーロ圏の個人消費を支えている。食品・飲料・たばこは減少したが、食料以外の製品はやや増加した。10月については、複数の項目で減少は予想されているが、増加の項目もあることから、前月比横ばいか、やや増加する可能性があると予想される。

○(米)10月貿易収支 5日(木)午後10時30分発表予定
・予想は、-515億ドル
 参考となる9月実績は-525億ドル。輸出は-0.9%の2060億ドル、輸入は-1.7%の2584億ドル。輸入額の減少が貿易赤字の縮小に寄与した。10月については中国からの輸入額減少が予想されているが、輸出も伸び悩んでいる。ただし、農産物やエネルギー資源の輸出はやや増加する可能性があるため、貿易収支は9月との比較で改善する(貿易赤字幅の縮小)可能性が高いとみられている。

○(米)11月雇用統計 6日(金)午後10時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+19万人、失業率は3.6%
 10月は非農業部門雇用者数の増加数が市場予想を上回った。失業率は0.1ポイント上昇した。11月については、11月中旬時点の新規失業保険申請件数の推移を参考にすると、雇用者数は10月実績を大幅に上回る可能性は低いとみられる。失業率は、10月時点の労働時間が特に増えていないことから、10月と同水準の3.6%にとどまる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・12月3日(火):(欧)10月ユーロ圏生産者物価指数
・12月4日(水):(米)11月ADP雇用統計
・12月5日(木):(欧)ユーロ圏7-9月期域内総生産確報値
・12月6日(金):(米)12月ミシガン大学消費者信頼感指数

【予想レンジ】
・108円50銭-110円50銭

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