同じく20代の男性会社員・Cさんは、スマホの電源が切れることで、友人たちとのコミュニケーションから取り残されることに、最も不安を感じるという。
「スマホは常にフル充電に近い状態にしています。万が一、電源が切れてしまうと、『すぐに返事が必要な連絡が来ているのでは』、『友だちや仕事のやりとりで置いていかれるのでは』、などという脅迫観念も生まれます。ただ、実際には即時に返信しないといけない連絡なんて、ほとんどないことも分かっています。情報に取り残されることへの恐怖は、スマホを持つまでは感じたことのなかった感覚かもしれません」
どんどん進化するスマホ。電池残量が少ないというだけで感じる不安は、その利便性の裏返しなのかもしれない。