もはや多くの人の日常生活になくてはならないものとなっているスマートフォン。いつでもどこでもスマホを手放せない“スマホ依存症”の人も増えているようだが、そうしたライフスタイルから、常に「電池の残量」を気にする若者も少なくないようだ。20代のスマホユーザーに、電池に対するスタンスを聞いてみた。
20代の女性会社員・Aさんは、平日は1日のうち6~7時間はスマホを触る。電池が少しでも減ってきたら、小まめに充電するという。1日に20回は充電をしている自覚がある。
「電池が50%を切ると心配になります。電源が利用出来る飲食店も増えていますが、探すのが面倒なので、外出中は携帯用のバッテリーで常に充電。コンビニでバッテリーを購入するのもしょっちゅうです。1日中不安で過ごすぐらいなら、出費も仕方ありません」
スマホは、Aさんにとって「命の次に大切」な存在だという。
「スマホがなければ親や友人、仕事相手なんかとの連絡がとれないのはもちろん、電車にも乗れないし、買い物もできない。何か緊急事態が起こったときにも、何の対応も出来ない。家の鍵を忘れることも怖いですが、スマホがないとどこにも連絡出来ない。そう考えると、鍵よりもスマホの方が、なくなると困ります」
20代の男性会社員・Bさんも、携帯バッテリーは必須。ただでさえ3年以上使っている端末なうえ、1日で数十回も利用するため、電池の消耗が早いことが最近の悩みだ。
「モバイルSuicaを定期券として使っているので、スマホは生活必需品。また通勤中に動画を見ることも多いので、電池残量はいつも意識しています。半分(50%)は切らないようにしたいですね。一度、電車での移動中にバッテリーが切れた時はかなり焦りました。現金を支払ってどうにか降りることが出来ましたが、同じことを繰り返したくないので、出かけるときには、携帯のフル充電だけは忘れないようにしています」