30代の男性会社員・Bさんは、かさばる冬服やスーツ類などを預けている。何を保管しているかなどは、スマートフォンで管理できる。
「特に冬服は邪魔だし、部屋に置いていると湿気などの管理が面倒。毎年3月に預けて、10月ぐらいに引き出しています。これまでは、クリーニングに出しても取りに行ってそれを保管するのが億劫で、ついついクリーニング店に放置してしまいがちでしたが、今はクリーニング店からそのまま収納サービスへ。ストレスがなくなりました」(Bさん)
20代の男性会社員・Cさんも、一人暮らしを機に、本やマンガ100冊を月額500円ほどで預けるようになった。
「部屋が6畳と狭く、また実家に置きっぱなしにもしたくなかったので、使うようになりました。思い出ある品は自分の近くに置いておきたいので、その点ではとても満足しています。でも、増えた本を新たに追加保管することはあっても、取り出すことはありません。正直“本当は不要”な物をどんどん預けているのでは、と思うことはあります。収納スペースって、あればあるだけ物が増える。普段見えないからこそ、処分できないという側面もあるかもしれません」(Cさん)
あふれた物を保管するために便利なサービスだが、本当に保管しておくべきものかどうかの見極めは必要かもしれない。使い方によってメリット・デメリットがあるようだ。