一度契約したまま、見直すことなく惰性で入ったままになっている携帯電話やスマートフォンのオプションサービスは意外と多い。
「例えば留守番電話サービスは必要と思われがちですが、着信お知らせがあるので折り返し電話すればいいだけ。故障時のサポートサービスも、そんなに携帯をこまめに使うわけでなければ3年ぐらいは故障しないことがほとんどなので入る必要はあまりない。それらをすべて解約すれば、かなりの支払いを減らせます」(スマホ評論家の新田ヒカル氏)
ある大手携帯会社なら、「留守番電話サービス」(月額利用料330円)、「故障保障サービス」(同550円)、「ニュース配信サービス」(同170円)などのオプションを外すことで、月に1000円以上を浮かせることができる。
さらに、携帯会社を乗り換えなくても、昨年10月から携帯各社が始めた新料金体系に変更すれば、基本料金自体を大きく下げることもできる。
「上限を超えるのが心配だからとデータ通信料を大きめにした(20GB以上)月8000円ほどのプランにしている人が多い。しかし、動画を見たりしなければデータ通信容量抑えめ(3GB程度)のプランで十分。最新料金体系ならその場合、月4000円台まで下げることが可能です」(新田氏)
基本的に携帯電話のプランは「フル活用した人が得する設定」(同前)なので、どうしても通信料プランなどは(使用量の多い)若い世代向けになりがちだ。自分の活用方法を見直し、“身の丈”にあった契約を考えたい。
※週刊ポスト2020年2月14日号