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【ドル円週間見通し】米利下げ観測も浮上したが、方向感は乏しいか

・3月2日-6日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)2月全米供給管理協会(ISM)製造業景況指数 2日(月)日本時間3日午前0時発表予定
・予想は、51.0
 参考となる1月実績は50.9。新規受注と生産の項目が改善した。先行指標のマークイット2月製造業PMIは50.8で市場予想を下回ったが、フィラデルフィア、ニューヨーク地区連銀の製造業景況指数は改善している。全米レベルの景況感は強弱まちまちとみられており、1月実績と差のない数字となる見込み。

○(欧)1月ユーロ圏小売売上高 4日(水)午後7時発表予定
・予想は、前月比+0.5%
 参考となる12月実績は前月比-1.6%で大幅な落ち込みとなった。オンライン販売を除くすべての項目で減少した。1月は反動増が予想されるものの、オンライン販売の大幅な増加は期待できないことから、小幅な伸びにとどまる見込み。

○(米) 1月貿易収支 6日(金)午後10時30分発表予定
・予想は、-488億ドル
 参考となる12月実績は-489億ドルで11月から赤字幅は拡大した。輸入額の伸びが輸出を上回ったことが要因。1月については、輸出額はやや増加する可能性があること、輸入額の減少が予想されることから、貿易赤字幅は12月からやや縮小する見込み。

○(米) 2月雇用統計  6日(金)午後10時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+19.5万人、失業率は3.5%
 参考となる1月実績は、非農業部門雇用者数は前月比+22.5万人、失業率は3.6%。2月中旬における失業者数に大きな変動はないとみられているが、非製造業部門における大幅な雇用増は期待できないことから、2月の非農業部門雇用者増加数は1月実績を下回る見込み。失業率は1月と同水準か0.1ポイント低下すると予想される。

○その他の主な経済指標の発表予定
・2日(月):(中)2月財新製造業PMI
・3日(火):(欧)1月ユーロ圏失業率
・4日(水):(中)2月財新サービス業PMI、(米)2月ADP雇用統計、(米)2月ISM非製造業景況指数
・6日(金):(日)1月全世帯家計調査・消費支出、(日)1月景気先行指数

【予想レンジ】
・107円50銭-110円50銭

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