証監会も、国際的に批判の大きい極端な市場介入などしたくない。現在は、株価が急騰したり、急落したりしないように細心の注意を払っている。しかし、昨年のように株価が急落すれば再び、市場における公平性、公正性、透明性を顧みることなく、あらゆる手段を使って株価下落を止めようとする可能性がある。今後も、国家にとって不都合な株価下落があれば前回同様、投資家は、売ることが制限されたり、実質的に売りの難易度が上がったりする可能性があるだろう。
社会主義と資本主義の間には、根本的な考え方の違いがある。欧米投資家は香港上場のH株、レッドチップ、中国関連株を買えばよい。当局はもっと香港市場を活用すればよい。オフショア市場を介して繋がることが望ましい。
■TS・チャイナ・リサーチ 田代尚機