とはいっても、給料が減ってしまった人も多いことでしょう。テイクアウトや出前を頼む余裕がない方もいるかもしれません。そんな時は節約をするに限るのですが、スーパーや駅に併設された商業施設の食料品売り場では意外な掘り出し物があります。これまで家事は妻任せだったり、基本外食やコンビニ食だった人は、スーパーに行く機会も少なかったかもしれません。そんな今だからこそ、スーパーや鮮魚店・精肉店の安い食材を知っておくチャンスです。
普段からスーパーに行く人であれば「ブリの切り身3切れは580~780円」といった感覚はあることでしょう。しかし、滅多に行かない人からすれば「意外と安いな」や「意外と高いな」といった感覚を抱くかもしれません。
しかしこの「意外と……」という言葉を発するのはあまり家庭内ではよくありません。家族全員がキチンと食品の価格の「相場」というものは知る必要があるのです。今の時期、家族全員でスーパーに行くのは避けたいところですが、そこそこ大量の食材を買う必要があるかもしれないため、力がある大人の男性一人がスーパーに行き、一家の食事をまかなう食材を買うのはアリでしょう。そんな時に、お父さんがキチンと食材の相場を把握しておく必要があるのです。今の時期はその感覚を鍛えるいいチャンスです。買ってきた食材を妻に見せて「なんでこんな高いのを買うの!」と怒られるも良し。「これはお得だったね♪」と言われるも良し、です。
1786グラムのブリのアラ380円、大根1本100円!
さて、外出自粛が要請されている中でも、スーパーやドラッグストアでの買い物は許されているわけで、せめて「料理」を娯楽にしてみてはいかがでしょうか。
私は普段は月に24回ぐらいは飲み会があったのですが、自分にとって最後の飲み会は3月19日でした。以来1か月まったく飲み会がありません。となると、毎日料理をすることになるのですが、「激安食材」をいかにウマく食うか、というのが日々楽しくて仕方がありません。
まずは800グラム以上あるブリのアラです。これは、基本的には骨のある部分を薄切りにしたものをまとめたようなものです。刺身にはできないアラ部分をまとめたものですが、これはJR大宮駅(埼玉県)近くで買い、なんと100円! これを生姜と大根とともにブリ大根にしました。大根は160円ほどで買ったものの半分を使い、調味料・生姜と合わせて350円ほどです。これが我が家2人家族にとっては2回分の食事になりました。食材だけで考えると、1食約90円です。