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コロナで仕事ゼロになった芸人の苦境 バイトもなくなり絶体絶命

テレビ収録中止、ライブ中止、さらにはバイトもなくなり…(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大は、国民一人ひとりの生活に大きな変化を与えているが、芸人の世界にもその影響は及んでいる。どのテレビ局も生放送以外のスタジオ収録やロケがストップ。レギュラー番組は4月中旬頃から収録のストックが無くなり、総集編や未公開映像で何とか凌いでいる状態だ。

 レギュラー番組を何本も抱えている有吉弘行は、4月12日放送のラジオ番組『サンデーナイトドリーマー』(JFN系)で「今週ずっと家にいたよ。仕事するの、先週のこのラジオ以来だよ」と発言していた。あれだけ売れている芸人でもそんな状態なのだから、売れていない芸人はもっと悲惨な状況に追い込まれている。

 たとえば、テレビではあまり見ないが実は営業やイベントで稼いでいる芸人は多い。しかし、その営業やイベントが軒並み中止になってしまっているので、収入がゼロになっているという。普段は営業で月に20万~30万円稼いでいる芸人Aさん(30代男性)に話を聞いた。

「もうやばいです。3月はまだ仕事があったので良かったのですが、4月の仕事は全部キャンセルになりました。芸人1年目のときでもライブがあったりして仕事がゼロということはなかったのに、こんなことは初めてです。

 事務所からギャラが振り込まれるのは仕事をしてから大体2~3か月後なので、5月、6月くらいまでは給料が入りますが、4月は仕事ゼロなので7月以降が怖いです。僕は何とか営業で食えていけていたので、これまでバイトもやっていませんでしたが、これからどうすべきか、毎日悩んでいます」(Aさん)

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