新型コロナウイルス感染拡大を受けて、コンサートやイベントなどが相次ぎ中止や延期となっている昨今。アイドルやファンたちにどんな影響が出ているのか。ここでは、モーニング娘。’20やアンジュルム、Juice=Juiceなどの女性アイドルグループが所属するハロー!プロジェクト(ハロプロ)の事情を見てみよう。
ハロプロでは、2月29日から6月いっぱいまでの全所属グループのコンサートと舞台公演がすべて中止・延期となっている(4月21日時点、一部無観客公演)。その数は230公演以上で、なかには無観客公演となったこぶしファクトリーの解散コンサートも含まれている。さらに、振替公演が再度中止となったケースもある。アイドル事情に詳しいエンタメライターの大塚ナギサ氏はこう話す。
「ハロプロに所属している5グループは、年間通してほとんどの土日にコンサートもしくは、握手会やリリースイベントなどを開催しています。3月から5月にかけては春休みとゴールデンウイークがあるので、例年公演数も多いんです。
毎年3月末にはハロプロの全グループが出演する『ひなフェス』という大規模なコンサートがあるんですが、今年は無観客公演になりました。また、5月のゴールデンウイークには毎年3~4日連続でハロプロの各グループが中野サンプラザ公演を行うのも恒例となっていましたが、今年はこちらも中止。さらに6月頭に予定されていたアンジュルム船木結の卒業コンサートとJuice=Juice宮本佳林の卒業コンサートもそれぞれ中止になり、2人の卒業は延期となりました。
ライブ活動に注力しているハロプロにとって、丸々4カ月にわたってライブが開けないというのは一大事です」
これだけコンサートがないと、ハロプロファンの生活も一変するはずだ。そこで、コンサートに足繁く通っているハロプロファンに取材を敢行。新型コロナウイルスが“ハロヲタ生活”にどんな影響を与えているのか、検証する。