「これまでは、渋谷のタワレコを1階から順に各フロアーをパトロールして、気になる新譜を探したり、渋谷と新宿のディスクユニオンで中古アナログ盤を探すのが、日課のようになっていました。でも、4月以降はまったくそういったことができない。まあ、そもそも仕事もテレワークになって、外出すること自体減っているので、仮にレコード店が営業していても、行かないほうがいいのでしょうが……。いずれにせよ、CDやレコードを買いに行けないのは寂しいです」(田口さん)
フライングゲットできない…
一方、アイドルソングを中心にJ-POP全般をマニア的に楽しんでいるというのは、都内在住の30代女性会社員・中島さん(仮名)だ。
「ジャニーズ系も好きだし、坂道シリーズもハロプロも好き、K-POPもよく聞いています。邦楽の新譜は水曜日が発売日なので、その前日の火曜日にCDショップに行って“フライングゲット”する。新宿のタワレコを利用することが多かったですね」(中島さん)
しかし、中島さんもまた、CDショップの休業によって、買い物を楽しむことができなくなっている。
「もちろん通販でも買えるんですが、やはり店頭で並んでいる新譜を眺めながらショッピングをするというのが楽しいんです。それができないのは、残念としかいいようがありません。あと、CDの場合、通販で注文すると早くても発売日当日、遅ければその数日後にならないと、家に届かない。でも、店頭で買えば確実に火曜日に入手できる。すごく些細なことかもしれないけど、私の場合“火曜日に手に入れたい!”という欲が強くて、できればCDショップで買いたいんですよね……」(中島さん)