指揮者になったつもりでストラテジの入れ替えを
咲子:一般的な裁量取引よりも、手軽で簡単なイメージですけど、実際に自動売買をするにあたって、気を付ける点は何でしょうか。
松田:自動売買といっても、任せっきりは禁物です。「これは自分に合っている」と思って選んだストラテジでも、時間が経過し、相場の状況が変化してくると、調子が落ちてくることがよくあります。そんなときは、調子がいいものと入れ替えをしなくてはなりません。
咲子:なるほど。
松田:入れ替えといっても、それほど難しい作業ではありません。弊社のサイトでは、ストラテジごとの成績が常に表示される画面とともに、複数のストラテジで構成される全体の資産状況を確認する画面があります。さらに、セントラルミラートレーダーを利用しているお客様には、運用成績を毎週メールで届けています。こうした様々な情報によって、ストラテジの調子や入れ替えるタイミングを判断できると思います。
咲子:全体を見ながら、ひとつひとつのストラテジの調子をチェックするのがコツなんですね。
松田:はい。松井さんなら、オーケストラの指揮者をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。厳しいオーディションを通って採用されたプレーヤーでも、向いている曲とそうでない曲がありますよね。また、調子がいいときも悪いときもあるでしょう。指揮者にとっては、それに合わせてプレーヤーを入れ替えていく作業も重要ですよね。
咲子:あ、それは分かりやすいです。さっそく、勉強をして試してみたくなってきました(笑)。
松田:セントラルミラートレーダーにはデモ画面もありますので、試してみてください。「習うより慣れろ」です(笑)。また、「シストレ広場」という自動売買に関する、さまざまなサポートや情報提供を行なっているサイトもありますので、ぜひご覧ください。
セントラル短資FXについて
金融機関同士が資金のやり取りをするインターバンク市場で、1世紀以上にわたって取引の仲介をしてきたセントラル短資。そのグループの一員として2002年に設立。安定した経営基盤や長い歴史で培った信用力をバックに、08年にはFX専業会社として初めて長期信用格付を取得。
【対象】長期発行体格付
【格付】BBB
【見通し】安定的
※株式会社日本格付研究所による信用格付。信用格付とは、格付機関が信用リスクを記号化して評価したもの(2015年2月時点)。
今回は、私がMCをしている『読響シンフォニックライブ』のドイツ取材から帰ってきた直後に、お話をお聞きしました。松田社長はフランクフルトに長期間いらっしゃったので、しばらくドイツとクラシック音楽の話になり、すぐにまたドイツやヨーロッパに行きたくなってしまい……。また、会社の中を見学させて頂き、今までと違った意味で、FXの興味がわいてきました。為替の取引って世界に通じているんですね。
※「マネーポスト」2015年夏号に掲載