年を重ねれば、体の不調が至るところに現われてくる。複数の病気が心配な場合、同じ病院でまとめて診てもらうと得になる。
「同じ病院での診療なら、2科目の初診料が半額になり、3科目以降は無料になります。一般的な初診料は846円なので、異なる2つの病院を受診すると初診料は1692円。ところが、同じ病院での診察だと初診料は1269円と423円安くなります。ただし、同じ受診日であることが条件です」(同前)
さらに、同じ病院で同じ受診日の場合、2科目以降の診断が1科目で判明した疾病と関連していたら、初診料は1科目分で済んでしまう。
「たとえば、糖尿病で内科を受診し、糖尿病網膜症で眼科にかかるケースでは、いずれも糖尿病に関連する病気なので眼科の初診料は発生しません」(同前)
平日の日中になかなか時間が取れず、夜間や休日しか通院できない人は多いはずだ。その場合は「休日加算」が請求される。
日曜・祝日に診療すると「休日加算」(初診750円、再診570円)、午後6~8時に診療すると「時間外加算」(初診255円、再診195円)が加えられるのだ(一般的な医療機関の場合)。しかし、病院によってはそれが無料になる。