「椎間板ヘルニアや白内障手術のような緊急性がない入院であれば、主治医と相談して同じ月に入院と退院ができるスケジュールにしたほうがいいでしょう」(藤野氏)
また、病気によっては「特例」が設けられている。週に3~4回の「人工透析」に通う必要がある慢性腎不全など、長期にわたって高額な医療費が必要となる難病には、自己負担額が大幅に軽減される「長期高額療養制度」がある。
「この制度を使えば、血友病とHIV感染症の自己負担は月額1万円になります。より患者の多い、慢性腎不全は、年齢や所得によって自己負担額が異なりますが、それでも1万~2万円です」(同前)
高額療養費制度と同様、加入する健康保険組合などが申請の窓口だ。
※週刊ポスト2016年7月15日号