「もちろん、いつものような激しいライブで、思いっきり盛り上がりたいという気持ちはあります。でも、かれこれ4か月くらいまったくライブがない状態だったのも初めてで、ライブが再開したというだけで嬉しい。しかも、メンバーがJ-POPのカバーを披露することなんてめったにないので、それが観られるというのもかなりのプレミア感。こんな状況だからこそ観られるライブという意味では、とても有り難いです」
通称“ハロコン”と呼ばれるハロプロ全体のコンサートは、毎年夏と冬に開催される。2020年の1月に開催された冬のハロコンのチケット料金は、ファンクラブ料金8500円、一般料金9000円だった。しかし、今回の公演はファンクラブが5000円、一般が5500円となっている。
「今回の公演時間は90分くらいで、普段のハロコンよりちょっと短いくらい。それで5000円というのは、正直かなりお得だと思います。演出はほとんどない感じでしたが、それでもやはり“ここでしか観られない”“今しか観られない”ものを堪能できたということの満足度はかなり高いです」(Aさん)
約2000人収容できる中野サンプラザだが、今回は客席でのソーシャルディスタンス確保という理由もあり、観客の数は収容人数の半分に満たないくらいだったという。
「久々のコンサートで、なおかつ席数が半分以下なので、チケットの争奪戦が繰り広げられると思っていました。でも、全部で6公演あった11日と12日の中野サンプラザ公演については、ファンクラブでの申込み制限が厳しくて、申し込めるのが1公演のみ、なおかつ1枚のみだったんです。普段は複数公演に申し込めるので、その分倍率が上がって落選してしまうこともあるんですが、今回は意外と倍率が低かったのか、当選して安心しました」(Aさん)
グッズを買えない寂しさと意外なメリット
毎回、ハロコンでは多数のグッズが販売されるが、今回はグッズ購入待機列で“密”になることを防ぐ目的から、会場内での物販は行われていない。この点について、ファン歴5年の30代女性・Bさんは、やや寂しさを感じたという。