仕切られている2部屋のドアや襖を開放して冷やす場合、大きなエアコン1台と小さなエアコンを2台設置するのではどちらが効果的なのか──。
この疑問を解明すべく、家電コーディネーターの戸井田園子氏に試算してもらった。
「冷房能力2.8kW(キロワット/8~12畳用)の最新式のエアコンを2つの部屋に1台ずつ設置して検証すると、1時間の平均的な使用電力は2台合計で約1.3kwです。
一方で、2部屋分の空間で倍の冷房能力5.6kW(15~23畳用)の最新式エアコンを使用すれば、消費電力は約1.9kWです。
2部屋の間取りやエアコンの機能に左右されるので一概にはいえませんが、2台設置のほうが節電効率は高そうです」
※週刊ポスト2016年7月15日号