ビジネス

冬の「ボーナス崩壊」 住宅ローン払えずマイホーム手放す家庭も

景気変動を表す「景気動向指数」の推移。新型コロナの影響で大きくダウン

景気変動を表す「景気動向指数」の推移。新型コロナの影響で大きくダウン

 4月には緊急事態宣言が出され、ステイホームや自粛、時短勤務などで経済が低迷し、各企業の業績が悪化した。まず負の影響が出たのが夏のボーナスだ。ニッセイ基礎研究所上席エコノミストの上野剛志さんが指摘する。

「厚労省が大企業を中心に調査した結果、夏のボーナスは全体で2.1%減でした。なかでも鉄鋼、化学、機械、運輸、サービス業の分野の減少が目立ちました」

 そして、さらなる落ち込みが予想されるのが冬のボーナスだ。

「なぜなら、今年4月以降の業績を反映して冬のボーナスの額を決める企業が多いからです。財務省の法人企業統計によれば、4~6月期の収益は全体で売り上げが17.7%減、経常利益が46.6%減と壊滅的な状況でした。これを受けて、冬のボーナスを減額する企業が増えると考えられる。サービス消費は低迷を続けているので、冬のボーナスは夏よりもマイナス幅が拡大するはずです」(上野さん)

「厳冬」が続々!大手有名企業における冬のボーナス動向

「厳冬」が続々!大手有名企業における冬のボーナス動向

※女性セブン2020年10月29日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。