ひとつ屋根の下に暮らしていても、夫婦の間で金銭感覚が驚くほどずれているということは珍しくないという。ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんはこう話す。
「夫婦参加型のセミナーを実施した時のこと。夫と妻それぞれに家計表を書いてもらったら、ほとんどの夫が生活費を実際より低く認識していました。男性のほとんどは、ティッシュがいくらか、鶏肉がいくらか知りませんから」(横山さん、「」内、以下同)
20万円もあれば暮らせるだろうと思っていたのに、実際は30万円以上かかると知って驚く夫が続出したという。
「妻が家計を握りっぱなしだと、夫は家計への関心が薄れ、小遣いの値上げにしか興味がなくなってしまうんです」
夫婦というものは、お金の話をするとギスギスしがちだが、夫と家計を共有するために、妻にはこんなテクニックが有効だ。