「うちの学校では、可愛いメモ帳を買ったら、女子同士で1枚ずつ交換するみたいな文化があって。そもそもメモ帳なので、メモをするためのものなんですが、何かを書くのはもったいないとばかりに、1枚だけ切り取って、友人と交換していました。なので、家の机の引き出しには1枚だけのメモ帳がわんさかあります。使うに使えないし、捨てられないし……」(Cさん)
一方で、処分したい人もいる。40代の女性会社員Dさんは、化粧品の試供品の処分に困っている。今年こそは捨てるか、売りたいと意気込む。
「化粧品の試供品やアメニティが、大きな紙袋3個分貯まっています。せっかくだからともらってしまうけど、意外に使わないんですよね。メルカリで売れるといいのですが……」(Dさん)
捨てられないものはまだある。Dさんは、洋服などを買った時の“紙袋”自体も、どんどん溜まっていくという。
「特にブランド品の場合、ちゃんとした紙袋だけに、何かのときに使えるのかなと思って、なかなか捨てられません。『このブランドの服を購入したことがある』という、見栄なのかもしれません。結婚する前に夫からもらったブランドの紙袋は、思い出もあって捨てられませんね」(Dさん)
思い出が詰まっているもの以外に、『いつか使えそう』と溜め込むものが多いようだ。でも、いつか使えそうは、いつまでも使わない?