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ネスレ「ミロ」売り切れ続出の背景 “大人の女性”が目をつけたワケ

アレンジレシピの「フレンチトースト“ミロ”風味」(写真はネスレ日本のホームページより)

アレンジレシピの「フレンチトースト“ミロ”風味」(写真はネスレ日本のホームページより)

 閉経を迎えた女性は、骨密度を維持する働きのある女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少するため、閉経後骨粗しょう症を発症しやすくなると指摘されている。貧血対策だけでなく、骨粗しょう症予防のうえでも女性の味方といえそうで、実際にSNS上には「骨を丈夫にするためにミロを飲んでいる」という意見も多く確認できるのだ。品切れ続出の要因は、ほかにもある。ネスレ日本はこう分析している。

「ミロを飲んで育ったかたがたが親世代になり、成長期のお子さまと一緒に飲むケースが増えているようです。親子飲用比率が2011年の37%から、2018年は59%と、1.6倍に増えています。

 また今年は新型コロナの影響で新しい生活が始まりました。健康志向が高まったこととや自宅で過ごす時間が長くなったことで、家でミロを飲む機会が増えているのも要因と考えられます」(前出・ネスレ日本の広報担当者)

 ミロはいまや飲むだけではない。食パンに牛乳に溶かしたミロを染み込ませ、バターを引いたフライパンで焼き上げる“ミロ味フレンチトースト”など、さまざまなアレンジレシピが誕生している。公式ホームページには、50種類以上のアレンジレシピが掲載されているのだ。

 ネスレ日本によると、一時販売休止となっていた袋入りミロについて、「商品の供給体制が整いましたので、11月16日(月)より出荷を再開しました」とのこと。この冬はミロブーム到来か。

※女性セブン2020年12月3日号

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