カットステーキには塩コショウはしてあるが、特別なソースがあるわけではない。松屋の店舗のテーブルに備え付けてある、「焼肉のタレ甘口(カルビソース)」、「バーベキューだれ」、「ポン酢だれ」のなかから、好きなものタレを選んで味付けして食べる形になっている。
「注文の際に特にタレの指定をしなかったところ、自動的に『バーベキューだれ』が付いてきました。個人的には一番好きなタレなので何の問題もないのですが、お店のおすすめは『バーベキューだれ』ということなのかもしれません。店舗で食べる場合は、いろいろと味変をする楽しみもあると思います」
お肉と同じくらいの存在感なのが、付け合わせのクリームマカロニだ。
「ホワイトソースで仕上げたマカロニなんですが、グラタンのようなイメージで、とてもおいしいです。こちらはボリュームもたっぷりなので、お肉の物足りなさを補っていると思います。バーベキューだれとの相性も良くて、こちらを単品で発売してほしいくらいです」
890円は高いのか、安いのか
気になるのが、松屋のメニューの中では高めである890円という価格設定だ。前出・小浦氏はこう話す。
「たとえば、『いきなり!ステーキ』のリブステーキであれば、一番単価が安い『ミドルリブステーキ』が1gあたり6.6円です。松屋の『牛リブロースのカットステーキ定食』のステーキが調理後で87gということは、おそらく調理前の重さであれば100gくらいだと思います。『牛リブロースのカットステーキ』単品だと価格690円なので、1gあたり6.9円くらいということになるでしょう。