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外出機会の減少だけじゃない 「ネイルサロン離れ」する女性たちの本音

着飾らないトレンドにセルフマニキュアがマッチ

 こうした指摘は、別の女性からも聞こえてくる。大阪府のヘアサロンで勤務する美容師の女性Bさん(30代)が語る。

「ここ数年、本当にジェルネイルをしているお客様は減りましたね。2000年代後半はスカルプといって、自分の爪をより長くみせるネイルが流行していました。自分ではできないので、ネイルサロンでお金をかけて施術してもらい、長く見せていたのです。2010年くらいまでは、“盛る”とか、あるいは“映える”というのがトレンドだったのですが、最近ではファッショントレンドもエフォートレス(頑張っている感がない、自然体な様子)になった。

 ヘアスタイルもしっかり巻き髪にしないで、あえてそのままストレートにする。毛先も切りっぱなしにする。服装もスポーティでカジュアルなものが流行っている。そうすると、頑張りすぎるネイルよりも、自分でマニキュアをあえてムラっぽく塗った方が馴染んだ印象になるんです」(Bさん)

市販のジェルネイルキットやYouTube解説動画の存在

 他方で、もとから爪が薄くジェルネイルで固めなくては家事に支障が出るという人もいる。Cさん(30代)も、そうした一人だが、昨年頃からサロンに通わなくなったという。なぜだろうか。

「最近は、市販のジェルネイルキットが販売されていて、慣れれば素人でも簡単にジェルネイルができるんです。お店で毎回8000円かけてネイルをしてもらってきたけれど、ネイリストさんのやり方を間近で見ていたら、『自分でもできるのでは?』と思い、Amazonでキットを購入しました。

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