とはいえ、ARについては、まだ黎明期で、2020年代の本格普及を見据える段階だ。今後どのような企業がこの技術を使って大化けしていくのかまでは予測しにくい。ただ、インテルのようなハードウェアメーカーから、マイクロソフト、グーグル、フェイスブックなどのネット企業、そしてSAPのようなソフト・サービス企業に到るまで、多くの大企業がこの市場を狙っており、ARブームを目指したレースは始まったばかりと言えるだろう。
文■戸松信博:グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。新刊『本気で始める人の株式投資の教科書。』(共著)他、著書多数。