そこで私は、夜の仕事が終わった後、必ずそのゴミ捨て場を通り、クレーマーがまた来ないかチェック。10日もしないうちにそいつはまたやって来て、ゴミを捨てようとしたので、カメラで証拠を撮影。彼の後をつけ、自宅に入ったのを見極めてからドアの前に、
「前日にゴミを出すのは禁止」
と張り紙をつけたゴミを返しておきました。さらに証拠写真を、「深夜2時の違法投棄を見つけたらご注意を!」という張り紙につけて、ゴミ捨て場の前に貼っておきました。そのあたりでは、夜中のゴミ捨てが問題になっていたようで、効果てきめん。町内会が夜間パトロールをするようになったんです。
それから2か月後、例のクレーマーは、町内会から注意され、居づらくなって引っ越したそうです。やりすぎたかしらと思いましたが、自業自得でしょ。
取材・文/前川亜紀
※女性セブン2021年4月8日号