「現在は1か月で2パック弱の消費。それまでは最低3パック以上は使っていましたので、2000円以上は浮いていると思います。布おむつを使用している影響もあるのか、排泄による不快感を伝えてくれるようになりました。スムーズなトイレトレーニングが期待できそうです」(斎藤さん)
布おむつが経済的なのはわかるけど…
千葉県在住の専業主婦、村田百合子さん(仮名・34歳)は、エコに気を遣うタイプ。1歳になる息子のために、丁寧な暮らしを心掛けているそうだ。
「環境に対する配慮や肌への負担軽減などの観点から、ずっと布おむつを使っています。50枚ほど枚数が必要なので、初期投資は必要です。でも手作りすれば、そこまで大きな負担ではないと思いますよ。ママ友からは『大変じゃない?』とよく言われますが、慣れたのもあって負担に感じることはありません」(村田さん)
育児に専念するため専業主婦を選んだ村田さん。夫1人の収入しかないため贅沢はできないそうだが、それでも今の生活に満足しているという。
「幼い我が子と向き合える時間はごくわずか。だからこそ、手間を惜しまずに育児をしたいという想いがあります。私にとって布おむつもその一環。私自身も布おむつで育ち、親から愛情をかけてもらいました。息子にも愛情のバトンを受け継いでいきたいと思います」(村田さん)
このように布おむつに対して肯定的な意見を持つ家庭もあるが、それはまだまだ少数派。「紙おむつ一択」と断言する家庭は多い。
都内在住のアパレルメーカー勤務、丹野ちあきさん(仮名・36歳)は、紙おむつの性能の良さに魅力を感じていることを話してくれた。現在、1歳の娘を育てている。
「使用後は捨てられる、吸水ポリマーの性能は良く、漏れにくい構造になっている。育児には欠かせない存在です。育児はストレスフリーが一番ですから」(丹野さん)