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あんなに好きだったのに…「VTuber疲れ」で休眠状態になったファン心理

最近“VTuber疲れ”している人たちの本音(イメージ)

最近“VTuber疲れ”している人たちの本音(イメージ)

「バーチャルYouTuber」(VTuber)市場の拡大が続いている。ユーザーローカルの調査によれば、VTuberの人数は1万3000を突破(2020年11月9日時点)。2018年3月19日の1000人から約2年半あまりで約13倍に増大している。

 その一方で、黎明期を支えてきたVTuberの引退も目立ってきた。昨年は、さはな、虹河ラキなどが卒業。最近ではVTuberグループ「アイドル部」の1期生全員が卒業を発表したばかりだ。そんな成長と新陳代謝が著しいVTuberに対し、今まさに夢中という人も多いだろうが、視聴に疲れてしまい“休眠状態”という人もいるようだ。

「最近は仕事が忙しくて、なかなか時間が取れなくて見られなくて……。配信メインのVTuberが多くて、追えなくなってきました。とにかく拘束時間が長いですね。VTuber同士の絡みも魅力で、男女でワイワイとゲームしている感じが好きだったのですが」

 そう嘆くのは、IT業界に勤める20代の女性会社員・Aさんだ。新着の通知が来ても「タップしないことが増えた」という。アーカイブを消化しようとしても、平日は時間が取れずに放置してしまいがちになった。

「アーカイブを消費できずに、たまっていくのがストレスになりました。反対に視聴できた時はテンションが変になり、高額スパチャ(「スーパーチャット」の略。投げ銭機能のこと)してしまい、それも後になって反省するように。結果、悪循環になってきたので、いっそ距離を置こうと思いました。極論、沼にハマると趣味や余暇を全部VTuberに捧げてしまいそうで怖い。それはさすがに無理ですから……しばらくお休みします」(Aさん)

 建設業界で働く30代の男性会社員・Bさんは、3年ほど前から視聴を開始。ブームを牽引したキズナアイを“親分”とした、電脳少女シロ、ミライアカリ、輝夜月、バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん(ねこます)の“VTuber四天王”が最大勢力だった時代だ。

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