一方で、胃がんや肺がんの場合、早期に発見して手術を受けることが、生存率を高めるうえで重要になる。症例によって最善の判断が異なるからこそ、主治医から十分に説明を受け、納得がいかなければセカンドオピニオンを取るなどして、「手術ありき」とならないことが大切だ。
「近年、がんの種類によっては生存率だけでなく、患者のQOL(生活の質)を見据えた治療が求められるようになりました。部位やステージに応じて手術以外の治療法を組み合わせようと考える医師も増えています」(同前)
※週刊ポスト2021年5月21日号