「儲かる人」と「損する人」
FXのレートはなぜ動くと思いますか? 一般的に1秒間に20回ほどレートは動いていると言われます。きっと今はHFT(ハイフリークエンシートレード)などもあるためもっと何百回も変わっているのかもしれません。
そのレートはなぜ動いているのか? それは「みんなの気持ち」で動いています。
ドルが上がればいいなと思っている人、下がるんじゃないかと思っている人、円を買ってみようとする人、ユーロを売っている人。マーケットには様々な参加者がそれぞれの思惑によって取引をしています。
その「思い」が集まったところがマーケットになっています。「上がる」と思っている人が「買い」、「下がる」と思っている人が「売る」それぞれの思惑が合致して取引が成立しています。
つまり、そのタイミングで「儲かる人」と「損する人」に別れるわけです。これがFX取引は「ゼロサムゲーム」だと言われる所以ですね(誰かが得をした分、誰かが損をするということ)。
ただし、日本の個人投資は70%以上(下手すると90%以上)が負けていると言われています。
では勝ち分はどこに行ってしまったのでしょうか?
ここが世界のマーケットと戦うFXの醍醐味でもあり、恐ろしい部分でもあります。詳しくは別の機会にお伝えしようと思いますが、皆さんがこれから飛び込もうとしている「FXの世界」は、素人では到底太刀打ちできないプロと戦う世界だということです。
しかもその参加費用は皆さんの大事な「自分のお金」です。少し見えてきましたか? どれくらい無防備でオリンピックに出場しようとしていたかということに。