畠中さんのアドバイス
【理想的な家計ですがネックは家賃。今後は貯金の減り方に注意を!】
「収入の範囲内で生活ができていて理想的です。食費は切り詰めすぎると炭水化物の割合が増えて糖質過多、ビタミン不足になり医療費がかかる人もいますが、酒井さんは栄養バランスを考え、健康管理ができている点でもすばらしい。酒井さんの場合、支出はさほど変動しないようなので家計簿は不要。ただ、家賃が高めなので、定年後は貯金の減り方に注意をした方がいいでしょう」
酒井さんの節約・貯蓄POINT
【ボーナスはないものとし、毎月貯金も続ける!】
2020年まで出ていた年平均60万円のボーナスがコロナ禍でほぼなくなり、現在は月収手取り24万円。食事は基本的に自炊。映画館や図書館などの文化施設には歩いていくため交通費はゼロ。毎月5万円以上は老後に備え貯蓄を続けている。
【プロフィール】
酒井マサコさん/59才。2人の子供は独立し、現在ひとり暮らし。44才で離婚し、専業主婦から一転、就職。現在は正社員(営業職)で週5日、時短勤務をしている。
取材・文/桜田容子 撮影/菅井淳子
※女性セブン2021年6月10日号