家計

月12万円の年金で生活費をカバー 65才一人暮らし女性のゆとりある生活

ショコラさんの1か月分の収支

ショコラさんの1か月分の収支

 パートの収入は変動するうえ、体力的にいつまで続けられるかわからない。こういった変動する収入を“予備費”として貯蓄し、固定収入である年金を生活費に充てることで、家計を安定させている、というわけだ。

 最近は体を労り、週3日は仕事を休んで“ひとり時間”を満喫しているという。

「自転車で遠出をして外食をしたり、銭湯の露天風呂に浸かるのがいまの楽しみです」

 家計が安定すると、休むことも心から楽しめるようだ。

畠中さんのアドバイス

【年金で生活費をカバーできているならいつ仕事を辞めても大丈夫!】

「年金を生活費にして、パート代を貯蓄する方法は賢明。これならいつパートを辞めても大丈夫。ショコラさんはいまでも厚生年金に加入しているので、退職した後に年金の支給額が上乗せされる点でも安心です。パート勤務の主婦も社会保険に加入できる環境であれば、加入するのがおすすめです。年金受給額が増え、休業補償も受けられますから。企業年金の代わりに『確定拠出年金』に入るのも手です」

ショコラさんの節約・貯蓄POINT

【健康に関する費用や娯楽費は抑えすぎず予備費から回す】

 1LDKのマンションを47才のときに購入。ローンは繰り上げ返済や遺産で完済。銭湯代や外食費は趣味・娯楽費から。健康診断のオプション代1万2000円などの大きな出費は予備費から。予算12万円のうち余ったお金は翌月に繰り越したり予備費に回している。

【プロフィール】
ショコラさん/65才。都内でひとり暮らし。46才で離婚し、息子2人は独立。著書に『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』(マガジンハウス)。

取材・文/桜田容子 撮影/菅井淳子

※女性セブン2021年6月10日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。