畠中さんのアドバイス
【貯蓄の減り方次第で、ケアハウスへの転居も視野に】
「家賃も含めこの生活費で収めているのはご立派。今後もし介護が必要になった場合、貯蓄の減少は加速します。元気なうちに介護型ケアハウス(軽費老人ホームC型)などを見学してもよいかと。介護が不要な一般型ケアハウスなら収入に応じて、初期費用0~30万円程度のほか、6万~17万円程度の月額利用料で日常生活のサポートつきで居住できます。収入が4万円なら、家賃と食費込みで月7万円前後で探せます」
小笠原さんの節約・貯蓄POINT
【「1日1000円ルール」で変動費は月3万円程度に】
個人年金の受給が70才までだったため、現在の主な収入は老齢基礎年金(国民年金)のみで、月4万円程度。不足分は貯蓄で補完。買い物ではクレジットカードも使うが、変動費が月3万円程度に収まるよう調整している。
【プロフィール】
小笠原洋子さん/71才。都内でひとり暮らし。65才まで学芸員などとして働き、エッセイストに。主な著書に『ケチじょうずは捨てじょうず』(ビジネス社)など。
取材・文/桜田容子 撮影/菅井淳子
※女性セブン2021年6月10日号