まずは所有している金融商品をすべて書き出す。その後は月末など、決まった日にその時点の残高を記入する。「ボーナスがある人は年2回の支給月、年金生活者は年6回の年金受給月に記帳すると、貯蓄額の正確な動きが把握しやすいでしょう」
家計簿をつけるのが面倒でも、貯蓄簿だけはつけておいた方がいいという。95才までに毎月の赤字額や特別費をカバーできるほど貯蓄があったとしても、知らず知らずのうちに目減りしているケースが多いからだ。
「40代・50代からつける習慣をつけておけば、意外な出費や貯蓄の増減のスピードが把握でき、マネープランに役立てられるはずです」
取材・文/桜田容子 撮影/菅井淳子
※女性セブン2021年6月10日号