半年間の利益のうち、特に大きくかったのは、昨年12月に上場したケイアイスター不動産(3465)。
関東エリアを中心に戸建て住宅などを販売する会社で、公募価格の時点で配当利回りは4.4%、PER(株価収益率)は6.8倍と非常に割安でした。業績も申し分なかったので、ここに大きく投資しようと決心しました。
公募で当たったのが2000万円ほどで、上場初日に3000万円ほど追加購入。初値1282円の後は、今年1月の1006円までジリ下げだったのでさらに1000万円ほど買い増し。最大6.5万株、合計6000万円以上持っていましたね。
売られていた1月には利回りが5%以上にもなったので、「株価が上がらなくても、このまま配当をもらっていればいいや」という気持ちもありました。
そんななか、上方修正と増配を発表。その直後から徐々に利益確定していきましたが、半年足らずで3000円近くまで急騰! 最終的には1銘柄だけで合計6000万円ほどの利益を得ることができました。
ほかにも、中本パックス(7811)、ジャパンミート(3539)で、それぞれ200万円ほどの利益をあげています。注目されにくい東証2部銘柄ですから、結果が出るまでやはり1年くらいはかかる。
それに耐えて保有し続けることができる心の拠りどころは、その会社の詳細な分析です。IPOの情報サイトなどを参考に、しっかり調べるようにしています。
【PROFILE】
まねとらさん(40代)/投資歴16年、神奈川県在住。財務・経理部門で働く兼業投資家。仕事柄、企業業績を見ることが多い。現在の運用額は日本株で約1億2000万円、投資信託・外債等で約5000万円。2007年に“億り人”の仲間入り。ツイッターは@monex_no
【レポート3:Akitoさん】
2月とブレグジットの暴落局面でのキツい体験
資金管理の甘さから1000万円超の損失を2回
今年は乱高下相場が続いていますが、年初の資産1億5800万円から7月末時点で1億8900万円になり、3100万円ほど殖えています。
昨年末から年始にかけて、スターフライヤー(9206)で4000万円稼ぐことができたので、「無理をしなければいい」という気持ちがありました。
そもそも今年は「苦しい相場になる」と思っていたので、ポジションを持ちすぎないように意識していたのも功を奏しました。それでも、急落時にはオーバーポジションでキツい思いを2度ほど経験しています。