今年はシェークスピア・イヤー
松田:海外での仕事の合間に耳にしたものばかりです。文化に話を戻すと、今年はイギリスの文豪シェークスピアの没後400周年に当たり、世界各地でいろいろなイベントが開かれています。
松井:私の友達にも、大学の英文学科でシェークスピアを専攻している人が何人もいます。音大でもシェークスピアの作品を扱った曲に接する機会がとても多いんです。
松田:たしかにドイツのゲーテと並んで、作曲家に極めて大きな影響を与えた作家ですね。「ロメオとジュリエット」のほか、「オセロ」、「マクベス」、「ウィンザーの陽気な女房たち」、「真夏の夜の夢」、それに……(下記参照)。
■シェークスピアの作品を素材にした名曲の数々
作品名/主な舞台 | 音楽にした作曲家名 |
ロミオとジュリエット ヴェローナ(イタリア) |
チャイコフスキー ベルリオーズ グノー プロコフィエフ ベルリーニ |
ハムレット(デンマーク) | チャイコフスキー リスト トーマ ショスタコーヴィチ |
オセロ ベネチア(イタリア) |
ヴェルディ ロッシーニ |
マクベス スコットランド(イギリス) |
ヴェルディ リヒャルト・シュトラウス スメタナ |
ウィンザーの陽気な女房たち ウィンザー(イギリス) |
ヴェルディ ニコライ エルガー |
真夏の夜の夢 アテネ(ギリシャ) |
メンデルスゾーン ブリテン |
松井:あの、お話が止まらないようですが、そろそろ目の前の料理のお話はいかがですか?