イギリスもポンドもおいしい?
松田:おっと失礼。松井さんが召し上がっているのは、ピーターラビットが大好きな野菜とオムライスのセットですね。
この店では、イングランドの湖水地方のイメージを料理にしています。私はローストビーフにペールエール・ビールというイギリスらしいものを頂いています。この際スコーンも注文しましょう。
日本でイギリス料理屋さんといっても、パブ以外はなかなか思いつきませんし、実際ほとんど見かけませんものね。でも美味しい料理が少ないことが定番のジョークネタになるくらいだからこそ、それを逆手に取った「イギリスはおいしい」(林望著)や「英国一家、日本を食べる」(マイケル・ブース著)は大ベストセラーになりました。
料理の話はこれくらいにしておきましょうか。
松井:ずいぶん短いですね(笑)。でも、私はパブで出されるフィッシュアンドチップスよりこちらの方が嬉しかったです。最後もポンドの話で締めて頂けるのですか?
松田:ポンドは「キリング・カレンシー」と呼ばれ、利益を得るチャンスも多い一方、動きを予想することが難しい通貨とされていて、「通(つう)好み」の通貨とも言えます。
当社は、ポンドを対象とする通貨ペアとして、対円、米ドル、ユーロ、スイスフラン、豪ドルの5つもの組み合わせをご提供していて、根強いファンがおられますが、最近取引が大きく増えています。国民投票でぐっと広がった知識を試していただくのもいいかもしれませんね。
松井:今日も楽しいお話をありがとうございました。
取り上げる通貨が話題の「ポンド」と聞いて、難しい内容になると予想していたのですが、見事に大外れ。楽しいお話と、美味しい食事(特にオムライスとパン!)のお陰で、イギリスという国がとても身近に感じられました。
きっと、将来、FXでポンドの取引をするときに役立つと思います。
※「マネーポスト」2016年秋号に掲載