子供が大きい場合、これから入るなら10年、20年など一定期間、同じ保障額をつけられる「定期保険」をすすめる。
「子供が大学を卒業するまでなど、目的を明確にしやすい上、必要な期間だけかけられるので無駄がない。定期保険は更新時に保険料が上がる点がデメリットと思われがちですが、保険はライフスタイルで必要保障を見直し続けた方がいいので“一生同じ保険料”はむしろ危険。定期保険の種類は豊富で常に進化しているので、より安く保険に乗り換えていくのがベスト」(長尾さん)
子供が独立したような状況で長尾さんがおすすめするのは、以下の2つだ。
●オリックス生命『ファインセーブ』
健康優良体割引がなく、喫煙者にもおすすめ。保険金額の範囲内なら、健康状態の告知義務なく終身保険に変更できるので、子供の独立後は保障額を減らして終身にしておける。保険料は40才男性で2000万円の保障×10年間で5600円。
●メットライフ生命『スーパー割引定期保険』
血圧の数値などによって保険料の区分が4つにわかれ、健康な人ほど安くなる。更新時も加入時の区分が適用されるのがメリット。もっとも健康な区分の場合、保険料は40才男性、2000万円の保障×10年間で月額3600円。
今後は、生命保険に貯蓄性を求めてはダメ! 掛け捨てで、できるだけ安い保険を買うのが正解だ。また、既存の保険を解約し、新保険へ加入する場合、他社への“乗り換え”が一般的だが、実は同じ保険会社内でも乗り換えはできる。