引っ越しを考えるほどのトラブルもあった。家の窓から予想もしなかった“招かれざる客”が侵入してきたという。
「家の窓から巨大G(ゴキブリ)が襲来しました。仕事中、視界に黒い影が写ったので目の疲れだと思いましたが、床を這いずり回っているGを3匹も発見してしまい、パニックになりました。網戸が少し開いていたせいもありますが、4階まで飛んでくるとは驚きです。Gだけでなく、蚊やコガネムシなども多い印象です。一時期、Gとコガネムシの死骸がマンションの共有部分に大量にあり、不注意で踏んでしまった音がトラウマです」
ほかにも「湿気が多くて洗濯物が乾きにくい」「ゲリラ豪雨の時は川の水位が気になる」など、引っ越してから気づいたデメリットは少なくないというが、目下Aさんの一番の懸念は「路上飲み」だ。
「今のマンションに住んでいる知り合いが、コロナ前で花見が盛り上がっていた頃は、花見客のマナーの悪さに悩まされていたと聞きました。ゴミが散乱しているのは当たり前、マンション近くで吐いたりする人もいたとか……。それが今、お店でお酒が飲めなくなったことから、川沿いで“路上飲み”をする人が多いんです。時々、夜騒いでいる声も聞こえます。引っ越しておいて言うのもなんですが、川沿いには人が集まりたくなるんだな、としみじみ思いました。更新するかどうかは悩みどころです」
理想と現実は往々にして異なるもの。“リバーサイド”と聞けば、良いイメージが先行しがちだが、実際に住まないとわからないデメリットも少なくないようだ。