7月22日の国内配信開始後は、業績への影響が限定的なことが発表されるなどして株価も低迷しているが、相場の主役は今後も任天堂である可能性が高い、と私は見ている。
まず3DS向けのポケモンの新作ゲームが11月に発売予定で、来年3月には次世代ゲーム機「NX」の発売を控える。
それだけだと従来のハード路線とあまり代わり映えしないように思えるかもしれないが、『ポケモンGO』で自社キャラを活かすビジネスに活路を見出したように、昨年発表したDeNAとの提携などによってコンテンツビジネスへの事業転換が大きく進む可能性もある。
株価も下がったとはいえ、昨年までの水準にあり、見限るには早い。ITバブル期のソフトバンク株のように、今後、任天堂株が相場を牽引する可能性は十分あるだろう。
※マネーポスト2016年秋号