経済アナリスト・森永卓郎氏によると、現在は緩やかな株価上昇局面が期待される環境となっており、高利回りの株主優待・配当狙いの投資法に最適の時期なのだという。
では、どんな銘柄に注目すべきなのか。ここでは、森永氏が注目する「食べ物系」の優待銘柄を紹介する。
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外食業界などの食べ物系から、私の注目する優待銘柄をピックアップしてみます。
まずは、牛丼チェーン展開で知られる吉野家ホールディングス。単元株(100株)保有で年間6000円分のサービス券がもらえます。デフレから脱却できない日本経済を反映し、4月から投入した牛丼より50円安い豚丼が大人気で、客足を回復しつつあり、業績改善の期待も高まっています。
業績低迷が続いた日本マクドナルドホールディングスも最悪期は脱した感が強く、さらに大ヒット中のスマートフォン向けゲーム『ポケモンGO』効果が追い風となりそうです。
同社は全国すべての店舗を『ポケモンGO』と連携させるサービスを提供し、集客増を図っています。また、業績低迷下でも単元株(100株)保有でハンバーガー類、サイドメニュー、ドリンクの無料引換券が各6枚で1冊となった食事券が年間2冊もらえる優待内容は変わっていないので、株価回復にかける手はあると思います。
「珈琲所 コメダ珈琲店」を全国展開するコメダホールディングスは、単元株(100株)保有で店舗で利用できる年間2400円分の電子マネーか、自社製品詰め合わせがもらえる。今年6月29日に東証1部上場を果たし、新規出店も加速させており、今後も好業績が期待できそうです。
※マネーポスト2016年秋号