経済アナリスト・森永卓郎氏によると、現在は緩やかな株価上昇局面が期待される環境となっており、高利回りの株主優待・配当狙いの投資法に最適の時期なのだという。
では、どんな銘柄に注目すべきなのか。ここでは、森永氏が注目する「買い物系」の優待銘柄を紹介する。
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買い物系では、自分で使うことを前提に、まず注目したいのがイオンの優待です。単元株(100株)以上の保有で、全国の「イオン」「マックスバリュ」「イオンスーパーセンター」などの店舗で、買い物金額に対してキャッシュバックなどの特典が受けられる「イオンオーナーズカード」がもらえます。
キャッシュバックは保有株数に応じて還元率が異なり、100株以上で3%、500株以上で4%、1000株以上で5%、3000株以上で7%(ただし半年間で100万円までの買い物代金が返金対象の上限)。このキャッシュバック特典は、「お客様感謝デー(毎月20日と30日)での5%割引」に重ねて受けられるのでお得感が高いです。
自家用車をよく使う人なら、自動車用品チェーン国内最大手のオートバックスセブン。単元株(100株)保有で、グループ各店舗で利用できる3000円相当の優待ポイントが年2回もらえます。
家電量販店では、九州地方が基盤のベスト電器。単元株(100株)保有で年間5000円分の値引き券がもらえますが、その単元株投資金額は1万円程度なので、優待利回りは何と約50%。店舗が近くにある人は大注目です。
単元株(100株)保有で年間3000円分の優待券がもらえるビックカメラは、さらに1年以上2年未満継続保有で年間4000円分、2年以上継続保有で5000円分と優待額が増えるので、長期保有に妙味があります。
※マネーポスト2016年秋号