そうした条件を満たすのが、先に挙げた8都市だという。それに加えて「気候が温暖であること」「空港が近いこと」も加われば、おすすめ度がさらに増すという。
「運転免許を返納する高齢者も増えていますが、コンパクトシティーはバスや路面電車が充実しています。温暖な地域であれば暖房費の負担も少ない。空港に近ければ国内の移動の利便性も増し、東京や大阪にいつでも行けるという精神的なゆとりも生まれます」
ところで、移住となると、それまでの人づきあいや人間関係が途絶えてしまうことが危惧されるが……。
「生活のコストが下がれば、以前に暮らしていた街と往来する経済的余裕も生まれます。現在はオンラインでのコミュニケーションも根づき始めているため、そうした不安もなおさら払拭できると思います」
※女性セブン2021年10月14日号