金融機関は途中で変更することは可能だが、投資している資産はいったん売却して現金化する必要があるなど、手続きは面倒だ。加入の段階で一生付き合うつもりで選ぶ必要がある。
個人型DCは拠出額に限りがあるので、現時点で加入対象である人ならなるべく早く手続きをして拠出を始めた方が有利となる。
年明けに新たに加入対象となる人の場合、当面は金融機関の比較をして絞り込んだり、投資対象や割合などを検討する時期だ。金融機関への資料請求は可能だが、実際に加入の手続きができるのは年末近くになる見込みだ。
■文/森田悦子(ファイナンシャルプランナー・ライター)
※マネーポスト2016年秋号