東証1部(66.54%)とマザーズ(66.05%)の勝率がやや高く、マザーズの期待値は5.04%と非常に高い。
これは新興市場らしく、まさに「ハイリスク・ハイリターン」ということであるが、そもそも約1週間しか保有しないことを考えると比較的リスクは限定できるので、マザーズ銘柄を狙っていくのがいいだろう。
また、「暴落日までの過去25日間の騰落率別の勝率と期待値」を見ると、下落幅が大きいほど期待値は高く、勝率も高くなる傾向がある。
これらのデータを総合すると、「東証1部の騰落レシオが50以下になったら、直近25日間の下落幅が大きいマザーズ銘柄を翌営業日に買って5営業日保有し、翌営業日に売る」という戦略が有効だと考えられる。
※マネーポスト2016年秋号