そこで一度損切りをし、再度エントリー。1月下旬から2月には2000円台を回復しましたが、2月12日には1400円台まで暴落……。1月、2月と2段下げを両方食らってしまったんです。結局1600円くらいで損切りました。
年初、為替は円高傾向だったのに、日経平均は1万9000円程度と高い水準でした。明らかに相場全体は下がるとわかっていたのに、「新興だけは強い」と思い込んでしまったのが反省点です。
もうひとつの大きな負けが、任天堂(7974)です。『ポケモンGO』効果で短期間で株価が2倍になったほか、関連株のサノヤスHD(7022)も5倍超に急騰しましたが、任天堂では100万円ほど、サノヤスでは300万円ほど負けました。
任天堂が「業績への影響は限定的」とコメントを発表したことで、思った以上に水を差された感がありました。2日連続ストップ安した翌日だったので、「もっとリバウンドするはず」と思っている間に下がってしまったんです。予測が甘かったのが敗因だと思います。
今年はトータルでは資産を殖やせていますが、この2度の負けの反省点は今後のトレードに活かしていきたいです。
【PROFILE】東京都在住。専業11年目のデイトレーダー。総資産は約2億1000万円で運用額は7000万円ほど。個別株のデイトレのほか、最近は日経225先物ミニのデイトレも行なう。年4回ほど東京株オフを主催。ツイッターは@samidarekagura
※マネーポスト2016年秋号