【ケース2】割り勘の意味をはき違えるケチ女
ママ友グループの中でボス的存在のE子(48才)は、とにかくお金に汚い。週に1回、ママ友会を開いているんだけど、あるときE子が、
「割り勘は面倒だから、支払いは順番にしましょう」
なんて言い出したのよ。そのときは、私も深くは考えずに賛成したの。ところが、これがトラブルの始まり。というのもE子ったら、自分が払う順番のときは安い店ばかり選ぶのに、私が払う番になると、決まって高めの店を選ぶんだもん。これ、狙ってやってるよね──あまりに悔しいから、あるとき、
「今日はそんなにお金を持ってきていないから、お茶だけにしない?」
と提案したら、
「え~、あなたの旦那、結構稼いでいるらしいじゃん。ケチ~」
だって。そのひと言でブチ切れ。そんなママ友グループ、こっちからお断りとばかりに、すぐに抜けてやったわ。
私がいなくなるとほかの人にターゲットを変えたみたいで、その後グループを抜ける人が続出。ケチは友達をなくすわよね。
取材・文/上村久留美 イラスト/白ふくろう舎
※女性セブン2021年11月11・18日号